天皇杯3回戦 川崎フロンターレvs東京ヴェルディ1969【DAZN観戦】2022.6.22

 負けるべくして負けた。

 その一言に尽きます。前半は全くもってひどい試合内容でした。選手がバラバラに動いてしまって連動性は欠くわ、個々の選手のパフォーマンスも良くないわで散々だったと思いました。とてもムカつくような思いを抱いたのは久々です。あまりにムカついたので、思いをそのままに、この試合で敗因となったポイントは3つあったと私は考えています。

①攻守に渡って切替が遅く、動きも悪かった。

 相手にボールを奪われてからのプレス・プレスバックがとても遅かったです。それは切替する判断もそうですが、単純な動きのスピードも遅かったです。相手のカウンターを追いかけるシーンが多かったですし、当然セカンドボールは拾えてませんでした。負けて当たり前です。攻めて良いプレーをして活躍しようという選手の気持ちは分かりますが、勝つために必要なプレーをする気持ちは全く感じられませんでした。

②そもそも戦えていない選手がいた

 敢えて名前を挙げますが、瀬古選手と松井選手のプレーはとても戦えているものではありませんでした。失点シーンの瀬古選手の動きは論外です。誰かが何とかしてくれるとか、目の前の状況をしっかり見ないで次を考えるとか、責任感に欠いていたプレーだったと思います。松井選手も失点シーンで相手選手とゴール前で対峙していますが、立ち位置が明らかに悪いです。シュートコースの切り方、間合いの詰める距離、松井選手には冷静に振り返ってもらいたいと思います。このシーンだけではなく、試合を通して守備で悪い面が目立ち、1vs1やサイド攻撃を受けている時の対応や判断も悪かったです。

 車屋選手と山村選手も守備対応に甘さがありました。普段から谷口選手に甘えている部分があると思われても仕方ありません。ディフェンスラインを引き締めるのはCBです。声掛けをしてチームに檄を飛ばす必要があったと思います。谷口選手のプレー意識の高さをもう一度見習って欲しいです。谷口選手の凄さの一つに攻守の切替が無いんじゃないかというくらい、試合中ずっと連続してプレーをしている点があります。常に高い集中力を維持してプレーしています。だから球際やセカンドボールへの反応がとても速いです。それに加えてキャプテン、ディフェンスリーダーとしてまわりにも気を配っている。これは谷口選手がお手本としてチームに示している素晴らしい部分だと思います。ベテランの2人には自分もと谷口選手に続いて良いプレーをして欲しいと思います。

 川崎のサッカーの代名詞として、止める・蹴るがありますが、戦う気持ちがなかったら、判断が悪かったら、攻守のポジションが悪かったら、いくら止めて蹴れても、とても勝つ事なんて出来ません。サッカーで勝つことには何が大事なのか、プレーしているポジションでは何が大事なのか、今目の前のワンプレーで何が大事なのか、チームの全員で考えていって欲しいと思います。 

③鬼木監督の采配が外れ過ぎた

 常日頃から鬼木監督の采配は素晴らしいと思っていますが、この試合は采配が悪かったと言えてしまうと思います。後半開始時の選手交代がこの試合のキーだったと私は考えています。小塚選手→遠野選手、瀬古選手→橘田選手、宮城選手→脇坂選手、という交代だったのですが、先述したように明らかにパフォーマンスが悪い松井選手と瀬古選手をまずは変えるべきだったと思います。松井選手→橘田選手、瀬古選手→脇坂選手、これだけでもだいぶ試合展開は変わったように思います。小塚選手も宮城選手も前半はまわりと上手くハマらなかっただけで、悪くなかったと思いましたので、少し選手が変われば良くなる余地があったと思っています。その後の交代によるテコ入れの幅を残しておく意味でも、この2選手同士の交代で良かったと思いました。

と、ここまで書きましたが、川崎が悪かったから負けただけと言うつもりは無く、ヴェルディの選手の気持ち・走力はとても素晴らしいプレーを生んでいたと思います。今までのプレースタイルとは全く違う城福監督のサッカーが早くも良い形で体現出来ていると感じました。ヴェルディにはこのまま天皇杯を勝ち上がって欲しいと思います。

ヴェルディの皆さん、勝利おめでとうございます!